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共助まるかじり実践塾(11/18)実施報告

「共助まるかじり実践塾」は、共助コーディネーターとして、これから県内で活躍していきたい人のための2日間の集中講座です。人生100年時代を迎え、これからの人生において地域での出会いややりがいを大切にしたい人が、市民活動やNPO等の支援活動に必要な知識やスキルを座学で学んでいくための講座です。2日間の講座を通じて、将来の活動現場で活かせる受講者同士の横のつながりをつくることも目指します。

 

情報の届け方〜ITツールを使いこなす〜

【講師】ITコンサルタント 奥田美和 氏

 講師が実践する市民活動(TKT48)での広報活動を例に、ウェブサイトやブログ、ツイッター、フェイスブック等のさまざまなITツールの特徴や活用方法等について説明していただきました。目的や特徴に応じてITツールを使い分けていくことで、効果的なPRや効率的な団体運営ができることを学ぶことができました。

 

企業のCSR活動、最前線!

【講師】公益財団法人埼玉りそな産業経済振興財団 間藤雅夫 氏

 企業セクターにおける国際的なCSRのトレンドから、県内中小企業のCSRの取り組み事例まで、幅広い視点でCSRの現在について説明していただきました。また、共助コーディネーターに期待されるスキルについての具体的なアドバイスもあり、企業との連携や協働を実現していく上での基本的な考え方を学びました。

 

誰でもできる「場」のつくり方

【講師】特定非営利活動法人CRファクトリー 呉哲煥 氏

 講義は地域社会にコミュニティが必要とされる背景から始まり、コーディネーターに必要とされる5つのスキルについて説明がありました。また、場づくりの基本形とも言えるイベント設計のためのファシリテーション要素についても、7つのステップに基づき解説がなされ、講師の経験値に基づく場づくりの「型」を学ぶことができました。

 

イベントを成功させるコツ

【講師】特定非営利活動法人CRファクトリー 呉哲煥 氏

 後半の講義は、イベント運営の中でも特に「企画設計」と「集客・PR」での工夫やこだわるべきポイントについて説明がありました。告知文章の具体的な書き方やメディアリストの作成等、すぐにでも実践できるイベント運営のコツが紹介され、参加者からも活発な質問が寄せられる講義となりました。

 

地域活動の落とし穴(収支計画)

【講師】シゴトラボ合同会社 桑原静 氏

 日々さまざまな活動相談を受ける、講師の豊富な支援事例を基に計画書(プラン)づくりの必要性や、多くの人がつまずくポイントについての説明がありました。そして、それを乗り越えるためのシンプルで具体的な方法までアドバイスしていただきました。まず何から始めたらよいのか、最初の一歩を進めるためのコツが分かる講義となりました。

 

ここで差がつく助成金申請書の書き方

【講師】シゴトラボ合同会社 桑原静 氏

 後半の講義は、助成金や補助金の申請時に必要となる「申請書」の書き方や押さえるべきポイントについて、具体的なアドバイスが中心と講義となりました。あまり見る機会のない、(講師が実際に作成した)申請書を例に、募集要項の読み解き方や申請前のチェックポイント等についても解説があり、一段上の支援スキルを養成する充実した内容となりました。